海事代理士とは海の司法書士とも呼ばれます。海事代理士法に基づいて、依頼人からの船舶の登記や登録、検査申請、船員の労務、海事許認可などの海事に関する申請、届出に関して代理で書類作成、代行する資格者です。海事代理士は海事代理士試験に合格したものか、国土交通大臣に認められたものがなることができます。認められる条件としては、行政官庁において10年以上にわたって海事に関する事務に携わっており、海事代理士の業務を行うための知識を有しているという条件です。司法書士は法務大臣でしたが、この点で管轄が違いますね。海事代理士試験は誰でも受験可能です。
試験は筆記試験と口述試験で行われます。開催都市も決まっており、各市の運輸局で実施されます。合格率は40%ぐらいですので、司法書士よりは広き門でしょう。しかし、司法書士などに比べると開業をすることは困難であるようです。海運や造船業界に人脈をもち、なんとか開業をしている資格者がやっとです。この資格は特殊であるため、競争が起こらず、地域において独占市場になりやすいのです。
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古い港町などではずっと同じ事務所が市場を独占するため新規参入は難しいのでしょう。また、海事代理士が行う業務には地域性が強く出るようです。例えば、関東方面では登記業務がありますが、瀬戸内海方面では登記業務よりは検査申請事件のほうが主たる業務となっているようです。また、大都市では小型船舶の海技免状手続きの業務なども主たる業務です。司法書士同様、海事代理士の育成も必要ですね。